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マリア・オリエンタリス
  誕生秘話
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「マリア・オリエンタリス〜東方のマリア」
誕生秘話その1


2002年、ウイステリアは第50回の定期演奏会を迎えることになりました。それに先立つ2001年の9月。50回記念の目玉として、新曲を委嘱しようということになりました。

さて、作曲家は誰に・・・。

実は東混の松原先生を通じて、エストニアの作曲家シサスク氏にいつか新曲をとお願いしていたのですが、大変多忙な作曲家でいつになるか分からないとのことでしたので、ウイステリアが2000年にコンクール札幌大会で金賞を受賞した「おらしょ」の作曲家、千原英喜氏に白羽の矢を立てたのです。

連絡先を松原氏からお聞きし、速攻電話をしてみたところ、「おらしょ」のコンクールでの演奏をご存知で、ご快諾を得ることが出来ました。委嘱にあたってこちらからお願いしたのは、以下の点でした。


1.「アヴェマリア」を題材とし、未来に希望を与えるような曲を
理由:うちの指揮者が女性であること。(何の関係が?笑)
何が起きるか分からない世の中(ニューヨークテロ直後)であること

2.難易度は「おらしょ」程度であること。
(団員は、男性15名女声25名の40人構成)

3.コンクールでの演奏を前提に8分半以内の曲を含めること

4.遅くても2002年2月には完成すること


はたして、「1・3・4」については見事に約束通りにしていただきました。特に納期については、たいがいの作曲家が遅れる傾向にありますが、何と1月の終わりに届けていただきました。また曲の構成も、3楽章程度を想像していましたが、5楽章にわたる構成となっていました。

さて、問題は「2」です。
楽譜を包みから取り出し、最初のページを開いた瞬間、驚くと同時に、なぜか笑ってしまったのです。

16声部・・・しかも歌いだしはソプラノPPPのA音から・・・お礼かたがたさっそくお電話し、「先生ありがとうございます。でもうちの今のメンバーではとても・・・」と言い終わるや否や、

「ウイステリアさんなら大丈夫ですよ。松原先生から聞いてますから。」

もしかして東混と勘違いしておられるのでは?と内心思いましたが、二の句が継げず、「なんとかやります。」と答えてしまったのです。




 
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